土に還る教え、土に息づく祈り

いのちの循環の中に、仏の教えは生きている

観音寺では、境内や駐車場の舗装を最低限にとどめ、できる限り「土」を残しています。

土は、いのちが還る場所であり、新たな命が芽吹く場でもあります。

虫が通り、草が揺れ、雨がしみこみ、風が吹く――
そんな自然の営みの中に、仏の教えは静かに息づいていると感じています。

土にふれると、どこか懐かしく、心がほぐれていく。
それは、私たちが本来そこに還っていく存在だからかもしれません。

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