岡山市では、利用者の多い市内中心部のバス路線を「幹線」として集約し、利用者の少ない郊外の路線を「支線」として小型車両で運行する再編を進めています。
市が車両の購入やバス停の整備などを担い、運行は民間事業者に委ねる「公設民営」方式で進められており、報道によれば「岡山発のモデルとして注目されている」とのことです。
先日、その支線バスの一つである「東山・操南団地線」に乗車してみました。
支線バスの愛称は「FLAT」。日産キャラバンの車両が使用され、定員は9名です。
小型車両ながら、乗務員が操作する自動ドアや料金箱、行き先案内の電光掲示板、降車ボタンなどが備えられています。乗車した感覚は通常の路線バスとほとんど変わりませんが、つり革はなく、天井も低いため立っての乗車はできないようです。
「東山・操南団地線」は市営東山墓地の近くを通るため、東山への墓参に便利ではないかと思い、試乗してみました。
東山電停近くの「東山」バス停を出発したFLATは、国清寺手前の交差点を左折し、協立病院・網浜を経て、平井小学校前を通過し、東山へと上っていきます。
市営東山墓地へは公共交通機関が直接乗り入れておらず、自動車を利用しない場合は東山電停から坂道を歩いて上る必要があります。年配の方でなくとも、急な坂を歩いて上るのは大変です。
FLATが墓地近くに停車すれば、墓参の際に助かる方も多いのではないでしょうか。
山陽学園前を通過したFLATは、東山斎場近くの交差点を右折し、操南団地方面へ向かいますが、残念ながら、東山墓地付近にはバス停は設けられていないようです。
東山に上る前の「四軒家」バス停の次は、東山を上った後、斎場・墓地から離れた「操南台団地西」でした。その後は住宅街の中に多数のバス停がありますが、墓参に便利な位置にはありません。
東山斎場交差点付近にバス停があれば、FLATを利用して東山電停から約15分で墓地まで行くことができ、墓参には大変便利だと思われますが、現状では難しいようです。
何とかならないものかと思いつつ、降車ボタンを押しました。

