令和7年4月8日、岡山後楽園にて岡山市佛教会主催の「花まつり」が開催されました。
午後1時開式。
これまでは最初に「花まつりの歌」を歌っていましたが、歌唱指導者がいないため今年から中止となり、岡山市佛教会の各宗派合同による花まつり法要から始まりました。
法要中には、祭壇中央に置かれた花御堂で、誕生仏に甘茶を注ぐ「灌仏」が行われます。
僧侶と共に、参列者の中から選ばれた数名が代表として灌仏に参加しました。
法要は20分程度で終了し、引き続き法話がありました。
講師は真言宗の長井秀誠師で、約1時間の法話中、参列者の皆さんは熱心に耳を傾けておられました。
休憩を挟んで、皆様お楽しみの余興です。
今年は、「三味線遊芸舎 いとゑ」を主宰する岡本文昇師と、お囃子に桜友会をお招きし、情緒あふれる長唄演奏をお願いしました。
黒の着物も美しく、三味線や太鼓による粋な演奏を、皆様に楽しんでいただけたようでした。
最後はくじ引きです。
鶴鳴館入り口の受付にて、花まつり参拝券と交換した抽選券には番号が振られています。
係の僧侶がくじを引いて発表するたびに、歓声やため息がもれました。
すべての行事を終えたのは、予定より少し遅くなり、午後3時を過ぎていました。
今年は後楽園の桜もちょうど見頃で、暖かく穏やかな、まさに最高の「花まつり」日和でした。
ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
こうして、花まつりの日蓮宗当番も無事に終了しました。