13日の夜、スーパー台風と恐れられた台風19号は強風と強い雨を伴って岡山上空を通過。
やれやれ無事に通り過ぎてくれたと思ったのもつかの間、妙勝寺は大変です。
朝起きてみると、境内にある大覚大僧正供養塔が土台部分を残して、木端微塵に崩れ落ちていました。比較的柔らかい豊島石製の供養塔は、江戸時代以前のものと思われますが、最近かなりひびが入っていたので、補強修理を依頼していた矢先の出来事。たまげました。
砕けたため今まで見えていなかった供養塔の内部が現れました。中心にはお題目塔、その周りにはたくさんの経木塔婆がぎっしりと埋められていました。おそらく供養塔が建立された当時の妙勝寺檀信徒の強盛なる信心が納められたものと思われます。
とにもかくにも修復を石屋さんにお願いしました。
最近は自然災害が増えています。お寺の維持管理も大切な務め。日ごろから備え、注意を払って過ごさなければと改めて思いました。