11月27日、能勢妙見山真如寺の御住職、植田観樹上人が妙勝寺にお参りになりました。
この日は、日蓮宗岡山県布教師会主催の「布教研修会」が開催され、講師として植田上人をお招きしました。講演の前に妙勝寺へのお参りをご希望され、当山にお越しいただきました。
能勢妙見山は「関西身延」とも呼ばれ、岡山の日蓮宗檀信徒にとっても身近な参詣場所です。妙勝寺でも以前、日帰りバスでお参りしたことがあります。
実は妙勝寺とは深い関係があり、後に能勢妙見山真如寺を建立した能勢頼次が、戦に敗れ一時的に落ち延びた先が、能勢家の先祖である能勢頼吉が創建した妙勝寺であると伝えられています。
捲土重来を期した能勢頼次は妙勝寺で雌伏し、武運長久を祈りました。好機を得て関ヶ原の戦いでは徳川家康に従い、戦功を立てて旧領である能勢地域を所領として安堵されました。そのような経緯から日蓮宗の大信者となり、能勢妙見山真如寺を創建したと言われています。
こうしたご縁があって、現在の真如寺御住職、植田観樹上人は妙勝寺への参詣を希望され、今回お越しいただいた次第です。
妙勝寺の境内地は昔のままかもしれませんが、建物はすべて戦災で焼失したため、戦後に再建されたものです。古い資料も残っていませんが、唯一能勢氏の遺構として残っているのは、境内にある能勢頼吉公のお墓と伝えられる石塔です。植田観樹上人もこちらのお墓にお参りされ、お題目をお唱えいただきました。
なお、妙勝寺では植田観樹上人の写真撮影ができませんでしたので、上記の写真は布教研修会の講師を務められた際のものです。


