1月14日、午前9時より、岡山市佛教会向けの東山斎場の新火葬棟内覧会が行われました。
東山斎場は長らく工事が続いていましたが、新たな火葬棟が完成し、本年2月2日から運用開始になります。
内覧会に先立ち、岡山市佛教会会長が導師を務めて岡山市佛教会による新火葬棟の安全祈願と開眼の法要を営みました。新火葬棟の1階ロビーにて、各宗派合同の法要ですので、いつも通り「観音経」をお唱えして法要を勤めました。
引き続き岡山市役所の担当職員の方の案内で内覧会の始まりです。
ロビー入って奥に独立した告別室が4つ並んでいます。霊柩車にて東山斎場に到着した御棺は、電動台車にてこの告別室に運ばれ、こちらで僧侶による読経・焼香・最後のお別れが行われます。大きな教室くらいの広さです。その後、御棺は扉を隔てて奥の火葬炉に送られ、荼毘に付されます。
ただこの部屋には椅子の準備がないため、僧侶も参列者も立ったままで、読経・焼香・お別れをすることになります。短時間とは言え高齢の参列者には酷な状況なので、椅子の準備をしてもらえるよう岡山市に要望しておきました。
2階・3階には待合室があります。炉の数と同じ14の個室待合室とロビーのような広い共用待合室。十分な広さの個室にはテーブルや椅子、和洋室には畳スペースもあり、給湯施設なども備わっています。
新たに男女別の更衣室も設けられていました。
駐車場は、従来通り火葬棟の道を隔てて向かい側。今後旧火葬棟の解体工事を進め、その跡地も駐車場になるとのことです。しばらくの間は少し手狭な感じでしょうか。
全体的にモダンできれいな整った施設のように思いました。実際の運用が始まると、いろいろと問題が生じるかも知れませんが、その都度対応していかなければならないでしょう。
因みに写真は、告別室にて担当職員の方から説明を聞く岡山市佛教会の各宗派僧侶の皆さんです。