毎日お盆の棚経に伺っています。
各家庭ごとに工夫してお盆の祭壇をおまつりしています。
お床に一段の棚をつくってお祀りしているお家もあれば、二段の祭壇もありますし、ご法事の時のように三段の祭壇を使っている檀家さんも増えてきました。
スペースの関係でお仏壇の前に机を出して、きれいに飾っているお宅もあります。
それぞれに趣向を凝らし、果物、お菓子、お食事、お花、ろうそく等々をお供えして、ご先祖様をお迎えしています。
殊にお盆らしいお供えと言えば、きゅうりの馬になすの牛、ご先祖様の乗り物です。
お家にお迎えする時には馬に乗って急いで来ていただき、お帰りの時は牛に乗ってゆっくりとたくさんのお供え物を持って帰っていただく、とも言われます。
各家庭でいろいろな馬や牛を見かけますが、先日、とてもかわいい牛や馬をお供えしてありました。
毎年、孫娘さんが工夫して作っているそうです。小さなお耳につぶらな瞳、口元から赤い舌がのぞいています。お願いして写真を撮らせてもらいました。
ご先祖様もさぞかし喜んでいることでしょう。