“VESAK DAY” をご存じですか?
日本語では「ベサックデー」または「ウェーサクの日」と呼ばれることもあります。
私たち日本人にはあまり馴染みのない言葉ですが、東南アジアの仏教国では"VESAK DAY”は非常にポピュラーな仏教の聖日となっています。
日本では、お釈迦様のお誕生は4月8日とされています。しかし、南伝仏教を信奉するタイ・カンボジア・スリランカ・ベトナム・マレーシア・シンガポール等の東南アジアの仏教国では、おおよそ5月または6月の満月の日に、お釈迦様は生まれ、悟りを開き、そして涅槃に入ったと考え、この日を“VESAK DAY”としてお祭りを開きます。
釈尊の誕生・成道・涅槃の三大仏事は同じ満月の日におこったと考えますので、盛大なお祭りとなります。仏教国であるタイ・マレーシア・シンガポールなどでは、この日は国民の祝日となっています。
国連でも多くの仏教国の要請を受け、“VESAK DAY” を世界で唯一の「仏教徒の宗派、人種、国境を越える平和の祭典」の日と認定しました。(1999年)
残念ながら日本は北伝仏教が基本となっていますから、この“VESAK DAY”に広くお祭りが開かれることはありませんね。
“VESAK DAY”は満月の日ですから、月日は毎年変わります。ちなみに、今年2014年は5月13日が、“VESAK DAY”に当たります。