法華経一部通読会ご案内

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

昨年から呟き続けている[妙法蓮華経一部通読会]概要を申し上げます。
法華経を信仰している人達のいったいどれだけの人が法華経を全て読誦しているでしょうか。
お坊さんは恐らく全員は読んでいるとは思いますが、継続して毎日少しずつでもという方は意外と少ないのかもしれません。
 
以前、佐渡の霊跡を参拝した時、阿仏坊妙宣寺の貫首様が24時間の唱題行をしたことをお話しくださいました。
 
この修行はあまりにも困難だと思いました。
 
日蓮宗では、本来、唱題行(南無妙法蓮華経のお題目読誦)を正行とし、法華経の読誦行は助行とされています。
 
何故そうなのかという解説を此処で書くにはあまりに時間とスペースを要しますので止めておきますが、助行の読誦行で法華経一部経を一度に読み切るという事はなかなかされないのではないかと思い今回やってみようと思いました。
 
身延山久遠寺の在院生として3年間毎朝お勤めで読ませて頂きましたが、身延山の読誦の方法は、私が在院当時ですが、一巻を4日間の朝勤で読むという方法でした。これでいくと八巻ですので32日かかるわけです。
 
ペース的には雨だれで4/1巻を15分程度のスピードでした。
 
現在私が読んでいるのはこのペースで30分。つまり2日、二回の朝勤で一巻読誦します。
 
今回やってみようと思うのはこのペースで八巻全部を通読ですので8時間かかる計算です。ただし、第八巻目はペースアップできるお経なので。休憩を入れて8時間を目標にしています。
 
時間割は次の通りです。
 
午前10時~11時  序品第1、方便品第2 「巻1」
午前11時~正午  譬喩品第3、信解品第4 「巻2」
正午~午後1時   薬草喩品第5、授記品第6、化城喩品第7 「巻3」
午後1時~2時    五百弟子受記品第8、授学無学人記品第9、法師品第10、見寶塔品第11 「巻4」
午後2時~3時  提婆達多品第12、勧持品第13、安楽行品第14、従地涌出品第15 「巻5」
午後4時~5時  如来寿量品第16、分別功徳品第17、随喜功徳品第18、法師功徳品第19 「巻6」
午後5時~6時  常不軽菩薩品第20、如来神力品第21、
嘱累品第22、薬王菩薩本事品第23、妙音菩薩品第24 「巻7」
午後6時~7時  観世音菩薩普門品第25、陀羅尼品第26、
妙荘厳王本事品第27、普賢菩薩勧發品第28 「巻8」
 
この時間中の途中参加、途中退出も可能ですので、何方でもお越し下さい。
人数が集まるようでしたら、毎月開催(不定日)も視野に入れております。
 
また、この際、法華経読誦の功徳を読み入れたいお守り、お札、仏具(自分で持ち歩き出来るもの)などご持参の上僧侶以外の方の参加も結構です。その耳から功徳を是非お受け取り下さい。
 
法華経方便品には、「若有聞法者 無一不成仏」 若し聞法する者有れば、一人として成仏せざる無し。また、法師品には、「須臾聞之即得究竟 阿耨多羅三藐三菩提」 須臾も之を聞けば即ち阿耨多羅三藐三菩提を究竟する事を得ん。
 
と有るように聞法するだけでも法華経の功徳は計り知れなく大きいと説かれています。この機会に是非読誦聞法致しましょう。
 
開催日時は、平成25年6月15日土曜日を予定しております。時間が合うお方はどうぞご参加下さい。
 

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ