祖師堂とは、日蓮聖人をお祀りするお堂です。現在の祖師堂は、天明の大火(一七八八)以後、享和元年(一八〇一)第三十二世了光院日近聖人の代に再建されました。
祖師堂中央には日蓮大菩薩、日朗菩薩、日像菩薩の三菩薩が安置され、左方北側には頂妙寺開山妙國院日祝聖人、第二祖天安院日言聖人、第三祖佛心院日珖聖人が祀られ、右方南側には、中山法華経寺初代住持常修院日常聖人、開山開基細川勝益公、豊臣秀吉公をお祀りしています。
近年、戦後の荒廃から伽藍の整備が急務となっていました。平成二十四年日祝聖人第五百遠忌にあたり、記念事業として祖師堂大修復、日祝聖人御尊像を改修し現在に至っています。
毎月十二日に、日蓮聖人の御命日十月十三日、ならびに頂妙寺開山、妙國院日祝上人の御命日四月十二日をしのび、報恩感謝のため開山会を行います。あわせて永代祠堂供養を行います。御参拝を希望の方は、ご連絡下さい。