10月29日、本山 頂妙寺91世貫首 田中潮佑日淳猊下の晋山式が執り行われました。
当日、早朝から雨が降り、式衆が雅楽を奏で、副導師、侍者を連ねた新貫首、田中日淳猊下を導師とした、境内の行列ができるか心配しました。お昼頃から小雨となり、行列も無事に行うことができました。
本堂内には、全国の本山会貫首猊下、日蓮宗宗務院 中川法政宗務総長をはじめとする、日蓮宗要人、頂妙寺に関係の深い達師法縁繋珠会の全国の僧侶、田中猊下の地元九州久留米市より、出身寺院、荘厳山 妙正寺より檀信徒の皆さまなど、多くの参列がありました。
本堂正面には頂妙寺の新貫首となることで、伝持された寺宝より、御開山妙國院日祝聖人、縁祖了義院日達上人の御曼荼羅が掲げられ、その御前にて歴代譜に署名加判がなされました。
奉告文においては、歴代貫首の徳行、また先代貫首 安藤日瑛猊下の遺徳を讃えつつ、先師の法流、頂妙寺の歴史を鑑み、塔頭寺院、また全国の法縁寺院とともに頂妙寺の護山、そして護法扶宗の職務を篤実に確守することを誓われました。
晋山式の後には、会場をホテルに移し、祝賀会が行われました。大本山 中山法華経寺貫首 新井日湛猊下に祝辞を賜るなど、賑やかに祝賀会は進行しました。
右上 境内を進む行列
右下 御宝前にて
左上 歴代譜に署名加判
左下 祝賀会にて新井日湛猊下のご祝辞