境内の銀杏が色づいて参りました。無事、鐘楼堂の修繕が終了しました。
頂妙寺有縁の各上人、檀信徒の皆様の、御協力のおかげです。ここで改めて御礼を申し上げます。
右上 新調された懸魚。以前の物は損傷が激しく、この度、新調しました。
右下 下がり棟、吽形の鬼瓦と桃の留蓋瓦
左上 下がり棟、阿行の鬼瓦と菊の留蓋瓦
右上の下がり棟に、木の札が差し込まれています。瓦の下の詰め物が乾くまで、瓦の隙間を保ち、下がり棟の曲線が鬼瓦の頭上、巴瓦の曲線に繋がるように調整されています。
桃と菊の留蓋瓦は、ともに邪気を払います。そして桃は多産を意味し、繁栄を祈ります。菊は気温が下がり、他の植物の勢いが衰えた頃、花の盛りを迎えます。その盛りにあやかり繁栄を祈ります。
左下 鐘楼堂は無事、完成を迎えました。工事が始まった春先には、青々としていた銀杏の葉も、黄色く色づいてきました。