台風の影響か、まだまだ半袖で過ごせていた京都も、長袖が必要になって参りました。
鐘楼堂は、屋根の最上部、大棟の修繕準備が始まっています。
屋根の上に足場を組み、安全に作業を行う準備が進んでいます。また棟瓦は、すぐに葺かれるのではなく、形を整えるため削り、何段目に葺くべきか調整したり、二つに割って、針金を通し、整理して積み上げられます。
何事も段取りが大切だなと思わされます。
先日、鬼瓦が焼き上がりました。懸魚と鬼瓦に、今回の修繕の経緯、年月日などを猊下が墨書なさいました。
まもなく大棟の修繕が始まり、 鬼瓦が据えられます。
右上 大棟の修繕準備のため、足場が組まれました。
右下 足場の近景。
左上 大棟修繕のために並べられた瓦。
左下 猊下か墨書された、懸魚と鬼瓦。