宗祖日蓮大聖人第七百三十四年御遠忌 於 円光寺

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開催日:2015年10月18日

合掌
健やかな風が吹く、夏の匂いが薫る秋の日、皆様いかがお過ごしでしょうか。一年経つのは早い、一生経つのはそれに輪をかけ更に早い。貴方の身体はいつ滅ぶのでしょう。10年後かもしれません、明日かもしれません。と考えると一日一日がとても大切に感じられるはず。
御会式、報恩御会式。日蓮宗では宗祖日蓮大聖人のご命日10月13日にちなんで行われる法要です。もちろん、貴方がたの大切なお仏壇で行われても結構なんです。他宗では「報恩講」と呼ばれております。「恩に報いる法要」と言えば簡単ですかね。では、なぜ報う行為が必要なのでしょうか。具体的にお話をさせていただきますと、菩提寺という言葉がございます、菩提を弔う寺院という意味ですよね。貴方がたのご先祖様が亡くなられた際にはその菩提寺のご住職様が葬儀式で導師を担い故人をあちらへ送る式により残された人々の心が故人の死を決定付けることができる節目の意味合いを持つものが葬儀式。さてさて、お導師様は何にお願いされるのでしょう。日蓮宗の場合はもちろん日蓮大聖人、大曼荼羅なのですが各寺院におかれますと、そこに安置されておられる日蓮大聖人、大曼荼羅ですね。ご本尊がなければ葬儀式は行うことはできないですね。ご本尊に護られ皆様は生きて活かされていらっしゃる。このことに感謝をする。「ありがとう」と思う。当たり前ではなく有り難いなのですね。ご先祖様も世話になったし年に一度、大聖人に感謝をする。これから先、貴方も、それからお子様もいらっしゃれば余程のことがない限りは菩提寺のご本尊に世話になる。身が滅んでからは礼は述べれません。確実に生きてる内に御礼をしませんか。死んでみないと分かりませんけどね。経というものは現世の方々への釈尊からのお導き。
なんだか、今回は思ってることを書き過ぎましたね。反省
當山も下記のように本年も報恩会式厳修させていただきます。ご家族お揃いになられましてご参拝下さい。
写真は昨年の報恩御会式が終ってからの空です。なんだか、神々しいですね。
10月18日(日)
午前11時   聖観世音菩薩秋季御祭礼
 正 午    粗   飯
午後12時半  説   教
午後 1時   宗祖報恩御会式
終わり次第   懇 親 会

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