露の団姫の落語会

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今回の法華懺法会で人集めにご協力いただいたのが落語家の露の団姫【まるこ】さん。NHK朝ドラ「ちりとてちん」のモデルになったまだ若い(年齢は秘密)落語家さんです。団姫ちゃんのことを知ったのは3年前の新聞記事。仏教に熱心な「寺ガール」の一人、仏教が大好きなあまり出家して天台宗の尼さんになってしまった女の子として紹介されていました。よし今度の法華懺法会で坊さんの説教のかわりに団姫ちゃんに落語をやってもらおう。この時、今回の法要の骨子が決まりました。
 とは言え落語家さんを一体いくらのギャラで呼べるのか、皆目検討もつきません。2年前に思い切って、「○○円しか出せんのですけど、それでも来てくれますか?」と思い切って聞いてみたら、「いいですよ」と快諾いただきました。それから団姫ちゃんの出す本を次から次に買って読み、いっぺんにファンになってしまいました。「落語で仏教、それも法華経を広めたい。」われわれよりもしっかりした考えをお持ちです。
 前の投稿で両日で130名の方に入場いただいたと書きましたが、恐らくほとんどの方は団姫ちゃん目当てであることは間違いないでしょう。若い女の子が落語家をめざすことも希有なことですが、その子が尼さんになってしまった。なんで?みんな興味津々です。いつもは法要の際に私が座る礼盤【らいはん】に二畳台を乗せたにわか作りの高座に、経机を前机の代わり使ってもらいました。一日目は私の要望で、「松山鏡」と「法華経落語」、二日目は「ちりとてちん」と「仏は君をほっとけない」を披露していただき、会場は笑いの渦につつまれました。あ~あ、来てもらってよかった、と胸をなで下ろした次第です。
 これで味をしめましたので、来年から毎年秋に3人ほど落語家さんを連れてきてもらって、定期的に妙応寺で落語会をすることになりました。落語会の名称は「落語でブッダin卯辰」で、来年は9月10日(土)の開催です。たくさんの方に来ていただき、団姫ちゃんを知ってもらいたいと思っています。
 それと今回驚いたのはフェイスブックの力。なんとフェイスブックを見た小林さんがわざわざ京都から駆けつけてくれました。小林さん、この投稿をお読みでしたら、改めてお礼申し上げます。いや~、ネットの力って凄いですね。
 今回協力していただいた方々全員に感謝です。ありがとうございました。 合掌九拝

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