11月2日(日)、午前11時より枯木祖師の秋季御祭礼が厳修されます。「枯木祖師」は正式には「枯木橋土中出現日蓮大菩薩」といいます。当山は天正年間に枯木町(現在の尾張町)開創されました。お城の総構堀に枯木橋という橋がかかっていたそうで、その近くに当山がありました。橋は現在でもあります。その頃、一時期無住の時期があったらしく、夜になるとどこからともなくお題目が聞こえてきたそうです。不思議に思った信者さんたちが地面を掘ると、小さな日蓮聖人の木像が出て来ました。さっそく本堂にお祀りしたのですが、それでもお題目の声は止みません。そこで、新たに日蓮聖人の木像を彫り、土中から出現した小木像を胎内仏とし、「枯木橋土中出現日蓮大菩薩」と称したとのこと。平成16年に宮殿を改修した際に、枯木祖師も修理したのですが、本当に胎内仏である日蓮聖人の小さな木像が出て来てびっくり!!秘仏ですので、普段は御開帳しておりません。
霊験顕著で江戸時代には多くの参詣者を集めたそうです。かくいう私も母親が脳腫瘍、妻が卵管膿腫を患った時に当病平癒を祈願し、命を救ってもらいました。
午後1時からは、第733回の報恩御会式もあわせて厳修されます。