春のお彼岸

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

 今年も春のお彼岸の中日を迎え、彼岸花が満開になっています。と言いたいのですが、実は写真はネットからの借り物。いつも名前の通りお彼岸の頃には必ず咲いてくれるんですが、今年は花芽の頭すら顔を出しておりません。今年は暖冬で雪も少なかったのに、何故なんでしょうか?自然って不思議ですよね。
 ところで若い人は何故今日が祝日になっているのかご存じですか?「国民の祝日に関する法律」では、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ためにお休みになっているそうです。でも、これは昭和23年に施行された法律。それ以前は「春季皇霊祭」と言って、歴代の天皇・皇后の霊を祀るための日でした。でも、これは明治11年に始まったもので、それ以前はお彼岸の中日でした。
 お彼岸は1週間あります。その間に六波羅蜜【ろくはらみつ】を修行します。六波羅蜜は布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧 のことです。7-6=1ですので、一日余りますよね。その日が今日の彼岸の中日で。今日はご先祖に感謝をする日なんです。連休で遊びに行くのも結構ですが、その前にお墓やお寺にお詣りしてから、それが無理ならせめてお仏壇に手をあわせましょうね。
 当山では午後2時より彼岸法要を厳修いたします。お檀家さんのご先祖・亡くなられたすべての霊のため、心をこめて読経いたします。合掌

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ