【仏教用語解説】のコーナーでは、
様々な仏教用語を解説していきます。
第12回目は
「方便(ほうべん)」
です。
「方便」とは、人々を正しい方向へ
導くためのすぐれた方法であり、
巧みな手段です。
「嘘も方便」という言葉があるように、
真実とは反対の意味をなす概念です。
しかしこれは、「人をだます」ということではありません。
あくまで真実を明かすまでの
「仮の」手段なのです。
法華経の「方便品」では、
今まで信じられていた教えが
実は「方便」だったということが明かされます。
ですから、「方便」というのは、
法華経を読む上で
とても重要な意味を持つ言葉なのです。
それではまた(^^)/
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