【くらしかるブッディズム】は、
昔から使われてきた仏教の言葉を
いま再び見つめ直すコーナーです。
第4回目は
「億劫(おっくう)」
です。
だんだん寒さが厳しくなってきましたね。
こう寒いと
あたたかいこたつから出られなくて、
なにをするにも
「億劫(おっくう)」だなあ…と
感じてしまいます。
「億劫」は「おくこう」とも読みます。
もともと仏教語では、
きわめて長い、
ほとんど無限の時間をさす言葉です。
これが転じて、
「わずらわしくて気が進まないさま」
を意味するようになったと言われています。
たしかに、年末の大掃除なんて
まさに「億劫」かかってしまうんじゃないかと
思える大仕事です。
ところが一度とりかかってみると
案外楽しかったりするものですよね。
きれいな環境で
良い年を迎えたいですね。
ではまた(^^)/
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前の話→第3回「因縁」