7月8月はお盆の季節。お盆は 「ウランバーナ」 が音訳されたもので、正しくは「孟蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。お盆になぜ「盆」という字があてられたのでしょうか。たまたまかも知れませんが、深い意味があるのかもしれません。盆の字を見ますと、「分」ける 「皿」と書きます。いつの時代も人間は、物を取りあって争い、そして憎しみあってきましたが、お釈迦様は「分かち合う」こと、「施し与える」ことを仏への道として教えました。お盆に行う施餓鬼(せがき)供養も元々は僧侶に食べ物を施すことに由来し、分け与えることの大切さを教えた行事とも言えます。ですから、「お盆」は字の通り、人に分け与えることが肝心です。お盆は家族みんなが集まる機会をご先祖様が与えてくれているのです。お盆休みはただの旅行休暇ではありません。生きている者と亡き家族やご先祖様が一緒の時間を分かち合う、年に一度の大切な時間なのです。
白蓮寺では、お施餓鬼法要と新盆供養を8月13日 午後2時より行います。ぜひご家族でご参拝下さい。
お盆のお棚経は8月中ご希望の方のご自宅にお伺いいたしますので、白蓮寺通信が届いてない方はお電話、又はHPお問い合わせフォームでお申込み下さい。