お塔婆供養の意味

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こんにちは。
なぜお塔婆を立てるか・・・調べてみました。

塔婆はお釈迦さまが亡くなられた時、塔を建てて供養したのが始まりと伝わっています。
 
お弟子や信者さん達は、追慕の念と、供養の気持をもって、

石を積み上げていき、それが次第に塔のような形となっていきました。

この風習が日本にも伝わり、私たちがよく知っているお寺の五重塔は、全く同じ意味を持っています。

 
私ども日蓮宗教師が最も大切にしている妙法蓮華経(法華経)では下記の様に説かれております。

 
「是の中に皆塔を起てて供養すべし 所以は何ん 当に知るべし 是の処は即ち是れ道場なり」
~如来神力品第二十一より~

 
法華経の中では、塔をたてて法華経を唱え供養する場所に、
仏さまが現れるとお教えになられています。

この事から、お盆やお彼岸の法要、さらには私たちのご先祖様の法事の際に、

お塔婆をたてて、仏さまにその場に来て頂き、法華経、お題目を唱えて供養をすることで、

その大きな功徳を、亡き人に回向するようになりました。
 

またお塔婆は、個人様へのお手紙とも言うことができます。

一番上部にお題目、その下に故人様の名前・戒名(手紙でいう●●様へ)

また何の供養で塔婆を立てたのか。(手紙の目的)

そして一番下に施主様のお名前(手紙の差出人)

 
故人様へ向け、いまでもあなたを想っていますよ☆

というとてもステキなお手紙なのです!
 

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