皆様こんにちは。
妙好寺の弟子でございます。
主に主婦の方、こんなことはありませんか?
なんで毎日毎日掃除ばかりしなくてはいけないの。。。。
はい、その気持ちわかります。
私は一般家庭育ち、27才で出家し僧侶とならせて頂きました。
紆余曲折を経て僧侶となることを決意致しました。
それまで僧侶と言えば、一休さん(アニメ)の掃除のイメージしかなく
江戸時代にタイムスリップするようで何だか嫌だな・・・と思っておりました。
しかし、こうして現在僧侶として活動させている中で、掃除が日に日に好きになってきました。
なで好きになったかと申し上げますと、掃除のする意味を見出したからです☆
Qなぜ掃除するのか??
我々日蓮宗の開祖 日蓮大聖人は『一生成仏鈔』という遺された御文書の中で次のように
述べられています。
「一念無明の迷う心は磨かざる鏡なり。是を磨かば必ず法性真如の明鏡と成るべし。
深く信心を発して、日夜朝暮に又懈らず磨くべし。」
と説かれております。
古文が苦手な方ご安心を。現代語訳です↓
「曇った鏡で自分を見ても何も見えてこない。心の鏡の雑草を取って、落ち葉を掃除して、
きれいに磨きあげる事によって、心の鏡は自分自身の仏の姿を写し出してくれる。」
とおっしゃっているのです。
自分の心はきれいにしたと思ってもまた汚れます。
これは掃除と全く同じなのですね。
私たちが掃除をするのは、汚すことを前提にしています。
でも、どうせまた汚れるからといってほったらかしにはしない。
汚れたらまた掃除をするということは、私たちの生きる姿を表わしています。
掃除をすることによって、心のお掃除をする手段となるということです☆