みなさま、お久しぶりです。研修員の法花堂正匡です。
先日、8月7日に「立秋」を迎え、暦の上では早くも秋到来…のはずなのですが、ここ最近は「酷暑」という言葉がぴったりなくらい、厳しい暑さが続いております。
こまめな水分補給をお忘れなきよう。
ここ最近、実相閣から平賀の町を見渡しますと、あちこちでサルスベリの花が見ごろを迎えております。
あくまで私個人の見解ですが、サルスベリが満開になると「お施餓鬼」の季節がやって来たことを実感します。
大変有難いことに、7月の後半頃より、布教研修所では施餓鬼法話のお声掛けをたくさん頂くようになりました。研修員ごとに担当を決めてそれぞれ施餓鬼法話に臨んでおります。研修員は皆、「どうすればもっと分かりやすい法話が作れるのか?」をモットーに法話に臨んでおりますので、納得のいく法話が出来上がるまで何度も何度も練り直しをすることがあり、法話の準備が深夜に及ぶことも多々あります。
先日、本山本土寺様より施餓鬼会法要への出仕の依頼があり、研修員揃って出仕をして参りました。
わたくし法花堂は、法要に先立って施餓鬼法話を務めさせて頂きました。
本山で法話をする機会なんて、若輩者の私が願っても絶対に頂けません。そんな千載一遇の大変貴重なチャンスを前にして、グッと身が引き締まる思いでした。
今回、私が法話のテーマに選んだのは「供養の意義」です。
お経やお題目(南無妙法蓮華経)を唱えることは、亡くなった方への供養になるだけでなく、引いては皆さん自身がほとけさまに近づく素晴らしい機会であることをご説明しました。
正直、私は大してお話も上手ではありません。
特に、人前に出ると生来のあがり症で早口になってしまうので、とても聞き取りづらい法話だったことと思います。
しかし、本土寺様の檀信徒の皆様は大変お優しい方ばかりで、私の拙い話にも檀信徒の皆さんは熱心に耳を傾けてくださいました。
そんなみなさまの様子を見ていて、私も話しながら胸が熱くなりました。
みなさまから頂いた熱い想いを胸に、私は本日もパソコンに向かって法話作りに励んでおります。
以上、法花堂でした。