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皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
さて、「人間は弱い、しかしそれと同じ分強さを持っている、だからこそ尊い」という言葉をご存知でしょうか。この言葉は現在、徳間社様より出版されている「あなたは尊い」という、日蓮聖人の生涯を描いた漫画の中で聖人が幕府の役人に向かって放った一言です。
法華経には一人一人の人間が尊い存在であると説かれています。
この「尊い」というのはどういう事なのでしょうか？
私たち人間の心には仏様になれる種、仏種が備わっているから、尊い存在なのだと日蓮聖人はお示しになられました。しかし、種を持っているだけでは尊い花を咲かせることはできません。
この養分の代わりとなるのは私たちが合掌し、お題目を唱えることだと言われました。
「自分自身に手を合わせれば養分になり、他の人に合掌すれば光となる。」
撰持抄にある一説です。
私たちは一人ひとりが特別な存在です。
自分自身を大切にし、お互いがお互いを大切にすれば一人一人が心に持った花を開花させることができるのです。
SMAPの曲に『世界に一つだけの花』という曲があります。ご存知の方も多いのではないでしょうか。親しみやすいメロディーで私は聞くと元気が出ます。その歌詞の中に『もともと特別なオンリーワン』というフレーズがあります。
この曲の作詞作曲をされた槇原敬之さんは日蓮聖人への信仰が厚く、私たち一人一人がとても尊い存在と体現された歌詞のように感じます。
私たちは、自分を大切にし、人と人が支え合うことで一人一人が持った仏種を咲かせることができるのではないでしょうか。
心の種をお題目の光で照らし、人々に合掌し、養分を蓄え、世界に一つだけの自分だけの花を咲かせましょう。
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マンガ『あなたは尊い 残念な世界を肯定する８つの物語』
子どもから大人まで楽しめる内容です。
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