誰もいない学び舎は静かでさみしく、そして少し怖い。
うるさくガヤガヤとしていた自習室には、うず高く机が積まれていた。
あんなに話し合った食堂には椅子一つすらない。
埃っぽく湿った空気だけが漂っていた。
私は書記という役割を仰せつかり、5月28日、準備のため研修員より一足先に研修所に入りました。
こういった状態の中、最低限の設備を整え、研修員を迎え開所をし、慌ただしい一週間が過ぎていきました。
開所の様子はこちらhttps://temple.nichiren.or.jp/00c0007-fukyoukensyuujo/2018/06/id142/
この一週間の研修員を見ていて思うことが一つあります。
それははじめの一歩目の歩みだす時の、言葉には表現しずらい一種の輝きでした。言葉が違えば、青春というのかもしれませんし他の適当な言葉があるのかもしれません。
この一週間、どんどん良くなる研修員をみて、研修員時代とは違う喜びを日々感じています。半年後が今から楽しみでなりません。
研修修了後どうなっているかは計り知れませんが、頼りになる同胞となっていることは間違いないように思います。
一人では成し遂げられないこともあります。
でもこの7人なら不可能なんてない
と思えるようなはじめの一歩目でした。
それは一週間に留まらす、半年、さらにはこれからの一生、教えを弘める長い長い道のりです。
その偉大なるはじめの一歩目、遥かなる道のりを7人は歩み始めたのです。