皆様、こんにちは!
研修員の松下明潤です。
歌手の安室奈美恵さんが突然の引退発表をされてから、早1週間が経とうとしていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
女性の憧れの方ですので、私自身も正直ショックですが、これにめげずしっかり前を向いて研修に臨んでまいりたいと思います。
さて、話を研修に戻しますが、9月13日から1泊2日にわたり日蓮宗宗務院で開催された「第50回中央教化研究会議」に参加してまいりました。今回のテーマはズバリ「ブッダ観」でした。著名な先生方による基調講演がありましたが、先生方のそれぞれの分野からお話を聞くことができ、こういう見方もあるのかと新鮮でした。また参加者同士での意見交換の時間も充実していて、大変勉強になった2日間でした。
14日には、実相閣に鈴木隆泰先生が講師として来て下さり「仏教について」のご講義を賜りました。仏教について何も知らない人でも仏教が分かるというスタンスで、仏教の基礎の基礎から教えて頂きました。その内容は大変分かりやすく、緩急あるご講義に我々研修員もあっという間に引き込まれてしまいました。内容はもちろんのこと、鈴木先生の話術を拝見することができ、勉強になりました。
この後、1週間ほどの彼岸研修に入りました。
彼岸研修中の18日に、私は大坊本行寺で執り行われた「宗祖池上御入山会」に参加してまいりました。これは、今から700余年前のこの日に日蓮聖人が池上宗仲公の館(現在の池上大坊本行寺)に到着されたことを偲び、毎年行われている法要です。法要は日蓮聖人が池上にご到着された午前11時半より、大本山池上本門寺の貫首様を大導師にお迎えして厳粛に営まれました。昼食には、日蓮聖人が池上に到着された時、池上宗仲公が昼食として出したとされる「ひきずり豆腐」(おだしを張ったお椀に焼き豆腐を入れ、その上からよくすった黒胡麻をかけたもの)を頂きました。
午後からは高座説教と献茶式に参加致しました。献茶式では、我らが坂井副主任先生御導師のもと、日蓮聖人に点てたばかりの抹茶を献じられました。法要後のご挨拶のなかで、有難いと思えることがあったのならば、それを伝えていく、伝えていかなければいけないという役目が私達にはあるのですよというお話が印象的でした。この自覚を忘れることなく、残された研修に臨んでまいりたいと改めて思いました。
次回もお楽しみに!