入所前に

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リレーブログ担当の金子智栄です。
 
 6月1日から始まった第54回布教研修所もあともう少しです……。
寂しいような、不安なような、そんなこと考えて余裕のないくらい忙しいような日々が続いております。
 
 さて、今回の布教研修所を思い出してみると、勿論色んなことがあったのですが、
考えれば考えるほど、入所前が一番不安だったことを思い出しました。
……ということで、今回はどのような手順で入所をしてのかを述べようと思います。
これから布教研修所に入所したい方の参考になれば幸いです
※1 開催趣旨、研修期間、場所、入所資格、提出書類、費用、定員、願書締め切り、
入所許可などが書いてある募集要綱は毎年違うので、『宗報』を確認しましょう!
※2 一部偏ったものの見方があったり、ブログというよりも反省文に近い内容になることがございますので、お気を付け下さい。
 
 先ず、私が布教研修所に入ろうと準備を始めたのは、今年の二月頃でした。
募集要綱が掲載している『宗報』を見て、最初に取り掛かったのは三月中旬締め切りの願書等の書類作成でした。
 その書類も健康診断書をもらう為に健康診断を受けたり、履歴書は書式が色々と種類があったり、
管区の宗務所長様に推薦書を頂いたりと、戸惑いながら布教研修所のOBである父と一緒に作りました。
(書式のミスがあり、後日連絡がありました……)
 
 その後宗務院より封筒が届き、4月に面接と筆記テストがあることが書いてあり、
今回のテストの範囲である『信行道場読本』が同封されていました。
 
  そもそも、学力に自身のなかった私は、必死になって勉強しました……したつもりなんだけどなぁ……。
 四月某日、宗務院にて今年の入所希望者が集まりました。
学生時代の先輩や、信行道場の同期生等がいて多少緊張が和らいだ記憶があります。ほんとに多少ですけど。
 
先ず、筆記テストがありました。事前に教えられていた範囲でしたが、難しい……難しいよ……。
結果はお察しの通りです。(私のようになりたくなかったら『信行道場読本』を復習しておきましょう……。)
 その後、面接があったのですが、
「布教研修所は法話が上手くなる所ではない。日蓮宗の僧侶として人格を高める所なんだ!」
と注意を頂きました。
私は心が折れそうになりました。今でも忘れられません……。今でも反省しております。
 
面接の後、今年は人数が多いということもあり、後日合否発表の通知が封筒で自坊へ届きました。
合否通知には、法衣、研修所で必要な物や仏教書、私生活で必要なもの(布団、洗面用具等など)が書いてあり、
研修所が始まるまでせっせと準備をしました。
 そして、5月31日に集合し、6月1日に第54回日蓮宗布教研修所が始まりました。
 
私が入所に至るまでには、幾つもイレギュラーなことを起こしてしまいましたが、
皆様のお陰を持ちまして何とか無事修了しようとしております。誠にありがとうございました。
 
今回は布教研修所に入所したい方に向けて記事を書かせて頂きましたが、
単なる感想文に終わってしまい、参考になったかどうかは分かりません。
しかし、このままの自分で終わりたくない。もっと高みへ昇りたいという向上心や、
もっと多くの人に仏教を伝えたい、もっと御釈迦様・日蓮聖人の教えを学びたいと
思っていれば自ずと道は開けるのではないでしょうか。
とりあえず、半年の時間を空けて『宗報』を確認するところから始めましょう!
 
お読み頂き、ありがとうございます。長々と失礼致しました。
それでは皆様が無事布教研修所に入所することを祈り、失礼致します!
 
南無妙法蓮華経

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