「継唱」受け継がれてきたお題目を次の世代へ
ありがたいことに、日蓮大聖人750遠忌を5年後に迎える年の10月、私がブログを担当させていただくこととなりました。
私自身、今年で満51歳となります。
日蓮大聖人が51歳の御年には、佐渡流罪という非常に厳しい環境に置かれました。そのような苦難の中にあって、大聖人は後世に伝わる数々の重要な御書を著され、今日の日蓮宗の教えの根幹ともなる教えをお示しになりました。
大聖人の歩みを思うとき、同じ「51歳」という節目を迎えた自分は、今何をなすべきなのか。そんなことを考えさせられます。
名古屋市宗務所では、5年後の750遠忌に向けた立ち上げ企画として「二十四時間唱題行―昼夜常精進―」を企画いたしました。
24時間、皆で大太鼓を響かせてお題目を唱え、次の人へ、また次の人へとつないでいく唱題行です。
きっと参加された皆さまにとって、一生の記憶に残る唱題行となることでしょう。
私自身、700遠忌の際には幼稚園児で、稚児として参加しました。
そして、55年後に迎える800遠忌の頃には、私は100歳を超えています。
そう考えると、遠忌という大きな節目に自分自身が関わることができる機会は、おそらく今回しかありません。
だからこそ、今この時に与えられたご縁と役割を、ありがたく受け止めています。
私自身、本年のスローガンとして掲げているのが【継承唱題】「継唱」です。
これまで幾百年もの間、数え切れないほど多くの先師と信徒たちによって受け継がれてきた、南無妙法蓮華経のお題目。
そのお題目を、私もまた一人の僧侶として受け継ぎ、次の世代へと継いでいく。
そのために与えられた役割を、報恩感謝の思いをもって全うしたいと思っています。
「二十四時間唱題行―昼夜常精進―」は、単に24時間お題目を唱える行事ではありません。
先人から受け継いだお題目を、今を生きる私たちが唱え、そして次の世代へとつないでいく。
その「継唱」の一歩となる大切な機会だと思っています。
このブログをご覧くださった皆さまにも、ぜひご参加いただきたいと願っています。
そして、もしこの記事をご覧の方の中に、800遠忌を迎えられる世代の方がいらっしゃるならば私たちが今、受け継いでいるお題目を、どうかその時代へと継承していただきたい。
「継承唱題」の想いを、次の世代へ。
一人ひとりが唱える「南無妙法蓮華経」の一声が、未来へとつながっていくことを願っています。
南無妙法蓮華経
【圓乗寺 服部巧顕】

