虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)
今は夏休み。勉強に精を出している受験生を、家族の方は応援しているのではないでしょうか。そして神仏にあやかろうと、学業成就のお守りを用意しようと考えている方も少なくないと思います。
日蓮聖人も智者になるようにと、神仏に祈願されていたようです。日蓮聖人は十二歳の時に千葉の清澄寺に登り勉学されました。清澄寺は約一二〇〇年前、不思議法師が光を発する柏の木で虚空蔵菩薩の仏像を彫り、その仏像の前で二一日間修行したことに始まります。
虚空蔵とは広大な宇宙のような無限の智慧と慈悲が収まっている蔵を意味し、虚空蔵菩薩は福徳と智慧を無量に有して衆生の所願を成就させる菩薩です。また、明けの明星は虚空蔵菩薩の化身・象徴とされています。
日蓮聖人は、この虚空蔵菩薩に「日本第一の智者にさせ給えと願い、虚空蔵菩薩から明星の如くなる智慧の宝珠を右の袖に受け取った」と文章に残されています。
お子さんやお孫さんに、日蓮聖人のような智慧と慈悲に溢れた成長を願う皆さま、夏休みに日蓮聖人ゆかりの虚空蔵菩薩に願をかけに参りませんか。
【大光寺 村瀬正光】

