愛知県では新型コロナウイルス感染症拡大による3回目の緊急事態宣言が
発令され、さらに期間延長されました。
宣言下での事業者への要請内容の1つに「酒類を提供する飲食店の休業」があります。三密になりやすい環境での飲酒による飛沫感染防止といったところでしょうか。
仏典『大智度論』にはお酒の10個の害について挙げられています。
①顔色が悪くなる
②品性が下劣になる
③視力がおぼつかなくなる
④瞋恚(いかり)の相を現す
⑤生業(なりわい)を失う
⑥病気になりやすい
⑦人と争う
⑧悪名を流す
⑨智恵を減少する
⑩命終(みょうじゅう)して悪道に堕す
飲酒による弊害がある一方で「酒は百薬の長」という諺もあり、「適量であればどんな薬よりも効果がある」といった考え方もあります。
いずれにせよ、何事も程々が肝要です。今はとにかく安心して飲酒が出来る日が一日も早く訪れることを願うばかりです。(恒)