2019年寺子屋 ~礼(令)に始まり、輪(和)をはぐくむ~

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8月7日(水)から9日(金)までの2泊3日、東京都 杉並区 本山 堀之内妙法寺(山田日潮猊下)にて、『令和元年度寺子屋 少年少女のための修養道場』が東京都西部青年会(八王子善龍寺 澁澤光祐会長)主催、東京都西部宗務所(八王子最教寺 茂田井教洵所長)後援で開催された。
毎年中学生、小学生を対象に行う修養道場。今年は5歳から14歳までの70名が参加した。
今年は元号が平成から令和にかわり、初めての修養道場はスタッフ一同気持ちを新たに始まった。
テーマは ~ 礼(令)に始まり、輪(和)をはぐくむ ~
1日目の開校式で、親元をはなれる不安からか寂しそうな眼をして、小さな手を合わせ、小さな声で御題目をあげ、涙ぐむ児童も見受けられた。
また、修養時間(お経練習)には、仏具の大切さ、御経の有り難さを学び、慣れない御経を一生懸命読んでいた。
リクリエーションではいつの間にか同じ班の班員と仲良くなり、スタッフ側の心配をよそに仲良くなる子供達ならではの社交性があるように感じた。
2日目は自然体験、自然の中で生きる命 ~ 雑木林と人の営み ~ をテーマ(田無妙本教会 新井恵裕上人)に、命の尊さを教えていただいた。
その後は、花火を大いに楽しんだ。
後片付けの際には、年長者が年下の児童に指示を出したり、手助けをしたり、時には叱り、褒める姿を見られたのは、スタッフにとって良い刺激になったかもしれない。
3日目は、いよいよ閉校式。3日間一生懸命、御経練習や所作の練習をした成果を存分に発揮し、大きい声で御経と御題目をあげる児童達の声が、御堂一杯に広がった。
帰り際には、スタッフに『ありがとう御座いました。』と元気に挨拶をし、2泊3日の思い出を楽しそうに保護者に話ながら帰ってた。
帰っていく児童の後ろ姿は初日よりも誇らしげで、背中が一回り大きくなったように思えた。
児童もスタッフも笑顔が絶えない充実した2泊3日の寺子屋は無事に終了した。

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