6月9日(水)、東京都西部宗務所(茂田井教洵所長)主催による宗祖御降誕800年慶讃法要が大本山誕生寺(石川日命貫首)に於いて厳修され、教師51名、東京都西部檀信徒協議会長・相澤喜兵衛氏が参加した。 午後2時からの法要では、師衆入堂の後「導師委嘱の儀」が執り行われ、石川貫首から茂田井所長に委嘱状と共に払子が手渡された。また、「写経奉奠の儀」として、相澤氏よりお題目写経7,425遍が御宝前に奉納された。新型コロナウイルス感染症の中、慶讃法要への参加が叶わない東京都西部管内157カ寺の檀信徒に呼び掛けて写経されたものである。 法要では嶋田修法師会長を修法導師に御宝前法楽が行われ、慶讃文では茂田井所長が「末法の今こそ宗祖の誓願を受け継ぐことが、我等の使命にして、立正安国浄仏国土顕現の御遺命に應えんことを誓願し、併せて世界の平和・人類の幸福を祈念し奉る」と言上。 結びに茂田井所長が「宗祖の弟子として、お題目を捧げるというのが一番大切であります。7,425遍のお題目写経と、本日法要でお唱えした2,575遍のお題目で都合10,000遍のお題目を奉奠することができました。深く御礼申し上げます」と感謝を述べ、池田順覚宗会議員が「今この法要に出仕している最も若い20代の方は50年後、70代になって御降誕850年法要に出仕することになります。私たちは宗祖の弟子として、日々努力を積み重ねていかなければなりません」と挨拶し、閉式となった。 尚、慶讃法要に先立ち、午前10時からは鯛ノ浦にて東京都西部修法師会・嶋田教要会長導師の許、降誕800年祈念海上祈祷を虔修した。 また、慶讃法要の散華は東京都西部宗務所が宗祖御降誕800年慶讃事業の一環として作製したもので5種類あり、天野喜孝氏による法華経画の諸仏諸尊が描かれている。
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