こんにちは。副住職です。だいぶご無沙汰ししておりました。
7月16日、大久寺にて盂蘭盆施餓鬼会が厳修されました。ご先祖様を迎える盂蘭盆(お盆)と、無縁の諸霊位を供養する施餓鬼は本来別々の行事ですが、由来が類似している為、多くの寺院では同時に行われています。日蓮宗寺院では各寺院の日程が毎年決まっており、夏の時期はお手伝いに行ったり来て頂いたり、農家でいうところの「結」の関係で助け合っています。大久寺は毎年7月16日です。
今年は稀に見る涼しさでありましたが、平日だったせいか雨模様だったせいか、参列者はかなり少なく、もの悲しさを感じてしまいました。用意したお弁当も余り、ご近所さんに配ることに...。
しかし人が少ないことを天候のせいにしてはいけません。天気が悪くても、平日であろうと、毎年来たくなる、そんな大久寺のお施餓鬼にしたいものです。まだ検討段階ではありますが、来年は法要前の法話を客殿で行おうかと考えています。大久寺の本堂は横長で説法をする人と参列者の距離が物理的にも精神的にも離れがちです。また窓を開けると電車の音も気になりますので、思い切って会場を変えて冷房の効いた客殿で、しっかり参列者の方を向いて話せる環境にしようというわけです。
さて、次の行事は11月3日(日)の御会式です。雅楽演奏会を予定しておりますので、また改めて告知させて頂きます。