令和元年『盂蘭盆・施餓鬼会』

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令和元年8月8日(木)、「盂蘭盆・施餓鬼会」を厳修致しました。

「盂蘭盆」は、今では祖霊のご供養をする為の仏事として広く伝わっておりますが、元々はお釈迦様の弟子の目蓮尊者という方が、餓鬼道に落ちてしまったご自身の御母堂を助ける為、お釈迦様に尋ねた際に「修行を終えた大勢の僧侶に対してご馳走を振る舞い、心を込めてご供養をするように」と言われ、それを行った事により御母堂が助けられたという逸話が由来とされており、祖霊だけではなく他の精霊への供養をする事も大切とされている仏事です。
また「施餓鬼」は、こちらもお釈迦様の弟子である阿難尊者の前に餓鬼が現れ、自身の寿命が数日でありその後餓鬼に生まれ変わると告げられ、その事をお釈迦様に相談されると「食物をお供えし、お経を唱える事によりその功徳が多くの餓鬼に施され、自身の命も延命し悟りを得られるでしょう」と箴言されました。阿難尊者は直ぐに法要を行い、それにより延命し救われたという話が由来となり、餓鬼道に堕ちてしまった全ての精霊に対しての供養をする事により、自身の功徳を積まれるという仏事の1つとして、広く伝わっております。
当山では毎年8月8日に行っており、当日の法会では声明、盤水香、行堂、読経、附回向等により精霊のご供養をさせていただいております。

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