去年の出来事すべて「これでよし!」
無事に過ごせただけで「ありがたい!」
家族、友人がいてくれるだけで「しあわせ!」
望むことが叶わなくても「まあいいか」とさらっとあきらめる。
人から奪わない、与える、譲る人になる。
お陰様の気持ちをいつも忘れずに「ありがとうございます」
誰にでも優しく親切な人になる。困ったときは「お互い様」
威張らない、うぬぼれない、いじめない、自慢しない。
他人と比べて、恨まない、ねたまない、ひがまない。
自分はまだまだ未熟だな、と思う。人に完璧を求めない。
自分がされて嫌なことは他人にしない。
人の話をきちんと聞く。(でも、とか、どうせ、と言って相手に嫌な思いをさせない)
笑顔で、さわやかに挨拶をできる人になる。
なんぼ年を取っても素直に明るく、親切に。若い人に好かれる年寄りになる。
自分の最期に、家族友人から「ありがとう」と言われる生き方をする。
これらの標語は、青少年、子どもの為だけではなく「我々大人」の為の標語であります。他人事ではありません。若いときは、こころもゴムボールのように弾力性があり、へこんでいてもすぐに元に戻ります。しかし、年を取るほど弾力性が低下し、空気も抜けていき固いゴムになります。(頑固、強情、偏屈)
円熟味を増すどころか、カチカチ、べこべこになってしまったこころに空気を入れてあげなくてはなりません。それはすべて自分の努力。素直になって自分の生き方を見つめなおすことがスタートですね。
以前、ご主人を亡くした奥様から、「元気なときはありがとうなんて一度も言われたことがなかったです。喜びも張り合いもない夫婦生活でしたけど、晩年、病気になってベッドの生活になったとき、初めていつもありがとうな、と言ってくれました。その言葉で今までのつらい人生がやっと報われました」とお話を聞きました。
美談でありますけれど、どうしてもっと早く元気な時に「いつもありがとう」の思いを伝えてあげられなかったのかと思いました。
その2
きっと、ご主人は最後病を頂くことで、「ありがとう」を言える人になれたのかなあと思います。
「大切なこと」に気が付けたとき、自分は変われます。そのきっかけは大失敗だったり、挫折だったり、病気だったりするのでしょう。早くに、元気な時に「大切なこと」に気が付けてほうがいい、言葉で伝えられる今こそです。
最期、自分が、自分の生きてきた人生に後悔しないかどうか。
「最期」を「今」に置き換えても良いと思います。私たちは「完璧」ではありませんから、間違いをします。その間違いから反省し、学んで成長します。だからこそ、後悔しないよう素直に、謙虚にあるべきだと思います。
へこんだゴムボールに入れる空気は「感謝」です。自分という命は、お母さんが命を懸けて産んでくれました。お父さんが汗いっぱい流し働いて養ってくれました。両親の最大の愛があなたの命なんです。自分がどれほど成功しても、何歳になっても、永遠に自分の命は両親の愛。せっかく頂いた命を光り輝かせることが自分の使命ではないですか?
「自分の命」から、両親、そして両親、祖父母、と辿って行きます。
20代前までたどると 104万8567人
30代前まで(平安時代の末期)たどると 10億7374万1824人 になるそうです!
これだけの方たちの命のリレーを頂いて今の「自分の命」があるということ、奇跡だと思いませんか?40代、50代、60代前、想像するだけで頭がクラクラしてしまうほどです。この奇跡からすればジャンボ宝くじの当選確率なぞ「屁のカッパ」ですね。
「なんて自分はありがたいんだ!」と思えることがゴムボールの空気。
生かされている自分の命って素晴らしい!
さあ、やわらかいゴムボールになって明るい、和やかな1年にしましょう!!
ご縁(チャンス)は思いがけないところからやって来る、のですね。出会いを大切にしていきましょう!