法華寺紹介を兼ねたお寺に関わるちょっとした話(1)

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法華寺という名前の由来と歴史などの縁起について今一度紹介させていただきます。ところで全国の日蓮宗寺院の総数は約5200カ寺有りますが5200通りの寺院名があるわけではありません。同じ名前の日蓮宗のお寺も多いのです。その代表ともいうべき寺号が「法華寺」であります。法華寺と呼ばれる日蓮宗寺院は全国で76カ寺有りますが更に多い寺号はといいますと「妙法寺」です。法華寺よりも20カ寺多い96カ寺に上ります。ほかにも寺号が共通するもので10カ寺以上ありますのが「経王寺」「正法寺」「本覚寺」「蓮華寺」など他にも複数あります。寺の名称が全く同じでありますと色々と不都合もあるだろうと思われるかもしれませんが、寺号の前に山号というものがありますので(例えば浜中町の法華寺の山号は「瑞光山」であります)日蓮宗の寺院で山号から寺号まで全く同じ寺院は無いかと思います(そこまでは調べておりません)。人の名前で苗字と名前が全く同じということは稀にしか起こらないのと同様です。ですが、私たち僧侶も法華寺さん同士を区別するとき「瑞光山の法華寺さん」というように山号をつけて呼びあうことはあまり有りません。やはり山号より地域名で区別します。「浜中 法華寺」や「厚岸 法華寺」という具合にです。ちなみに北海道厚岸郡浜中町にある当寺院が日本最東端の法華寺であります。ですが過去には根室市の落石地区に瑞龍山法華寺がありましたのでその当時は2番目でありました。  つづく (赤倉様へ 使える文章がありましたらご使用ください 謹言)

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