正月7日は「七草粥」を食べる習慣があります。
この季節に咲く七草の若葉を食することで、
無病息災を願うものですが、同じような意味で
地元ではこの日に「鬼火」という行事があります。
全国的には「どんど焼き」といった方がわかりやすいでしょうか…
年末からやぐらを組んで準備し、仕上げに竹で覆い、当日は、
各家庭で正月から飾られていた注連縄などを持ち寄ります。
年男・年女の子供たちがやぐらに火をつけると、勢いよく燃え上がり、
このとき、書初めした半紙を高く飛ばすことで、字がうまくなるようにという
願いもあります。途中、竹がはじけ、「パン、パン」と音がします。
この音に驚いて、悪い鬼たちが逃げることで、一年間無病息災を祈ります。
やめてしまえば、それで終わりです。
昨今、伝統行事に対していろんな意見がありますが、
形式は変わっても、その意味と意義を
次世代に伝えていくことが大事だと思います。