毎年7月19日に宮崎鹿児島沖縄日蓮宗青年会主催で鹿児島知覧特攻戦没者慰霊行脚を行っています。
この7月19日とは昭和20年7月19日に最後の特攻の飛行機が飛び立った日です。
令和3年にはこの特攻平和観音堂で祈りを捧げて以来毎年参加しており、今年も参加しました。
(当時はコロナ禍ということもあり、大人数の結集を断念。しかし法華経一部八巻全ての読誦を全国各管区の青年僧約1,000名に行ってもらい、動画を編集。観音堂への納経を行いました。私は全国日蓮宗青年会の九州在住の役員ということで、少人数で納経と最後の部分の読誦を知覧の地で行ったということで知覧への想いが強く、それ以来参加しているわけです)
特攻の母といわれている鳥濱トメさんは私財を投じて今から特攻隊として命を落とす若者に『富屋食堂』での食事を提供されていました。
また、当時は届かないはずの特攻隊員の遺書を預かり、その家族へ届けたり、戦争が終わっても富屋食堂から現在の観音堂が建っている場所へと足を運び、慰霊を続けられました。
そのトメさんの想いを胸に同じ道を私たち日蓮宗の僧侶が唱題行脚をしています。
慰霊なくして真の平和なし。
先人達への感謝を忘れずにお題目をお唱えいたしました。