帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)という、福岡の小説家が書かれた
「襲来」という上下巻の本があるのを、ご存知でしょうか?
私たちの開祖 日蓮聖人が登場するのです。
物語は、日蓮聖人が「蓮長」と名乗られていた頃からはじまり、
架空の少年が、日蓮様に惹かれ、その生涯を添い遂げる物語で、
蒙古襲来を経験するまでの長い旅の物語になっています。
その少年の目線から見た、日蓮様の言動・行動がイキイキしていて、
当時の状況や風景、においが鮮やかに感じられるようにリアルに描かれています。
鎌倉の辻に立って命をかけて朝廷・幕府に対する攻撃や、
常に民草のなりわいのために人間味あふれる優しいお言葉は、
感情を揺さぶられました!、まさに頭から足まで
【法華経の行者】でした。
わたしたちの知っている日蓮聖人でした。
元寇に関わるおはなしですので、私の住む小城も出てきます。
よけいに感情移入してしまいました。
いい小説です。ぜひ、お読みください。
日蓮聖人は、国の内部が乱れると、他国の侵を受けると予言されていました。
いま、平成の最後の年の思えば
災害に見舞われ、人は耐えることを知らず、ロボットに操られ、領土を脅かされ
似たような世の中ではないでしょうか。
みんなが、信仰を中心に生活をすれば、卍(まんじ)のように丸くなり難を免れるはずです。
新しい時代に向かい、みんな おがまんば!