春のお慶びを申し上げます。
・・・と聞くと、お正月みたいですが、本日2月4日は「立春」ですね。
春が始まるこの日は、昔から「もう一つの新しい年の始まり」として大切にされてきました。
そして、冬と春の季節の分かれ目が、その前日の「節分」です。
昨日の節分は、いかが過ごされましたか?
豆をまいたり、まかれたり、鬼になったり、桃太郎になったり、あるいは恵方巻きを食べたり。みなさんそれぞれ楽しい節分をお過ごしになったことでしょう。
さて、当山本経寺でも、例年のように節分直前の日曜日である1月31日に「星祭り&節分会」を行いました。
各人に今年めぐってきたそれぞれの「星」をお祭りし、ご家族みなさんが一年間、実りある日々を過ごせるようにご祈願する「星祭り祈願」
一年間お世話になったお札やお守り、お飾りを本堂の前で「お火焚き」
家内安全、身体健全、良縁成就、学業増進、徐厄退散(厄よけ)などなど、それぞれの願いが成就するようにご祈祷する「新春特別祈祷」
そして、最後は、みなさんお楽しみの「豆まき」!
例のごとく、福豆だけでなく皆さんがお供えくださったお菓子や果物も一緒にまきます。
福(幸せ)は、「奪い合えば足らず、分け合えば余る」ものです。
当山の豆まきは、福を拾うだけでなく、みなさんで福を分かち合う豆まきですからね。
もちろん声かけは「鬼は~うち!福は~うち!」です。
なぜかというと鬼子母神さまという鬼の形相をした、でもとっても優しい仏さまの前でまくからという意味が一つ。
もう一つは私たちの心の中には、鬼の心も仏の心も住んでいるからです。
自分に起きたことをどう捉えるかは、自分の心しだい。
自分の中の「鬼の心」とも仲良く付き合って、包み込めるような大きな「仏の心」を保てるよう、日頃から心がけたいものです。
最後は、無病息災の厄除け「ぜんざい」のご供養を皆さんで食べていただいて、晴れてお開きとなりました。
暦の上で春が来た!とは言っても、まだまだ寒い日々が続いております。
みなさま、どうぞお身体にご自愛くださいませ。合掌
本経寺恒例!「平成28年星祭り節分会」
開催日:2016年01月31日