新春のご挨拶~四無量心で仲良く一年を

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平成27年の新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
さて、今年の干支は「乙未(きのとひつじ)」。
「乙」は、草木の芽が曲がりくねっているような困難な道でも信念をもって歩みを続けて行くことで物事が成就することを意味し、「未」は、羊が「穏やかに群がる」習性があることから、家族や仲間との幸せ、平和をもたらす印といわれています。
よく未年生まれの方は穏やかで人情に厚い人が多いと言われますよね。
また「羊」が入っている字には、「翔(と)ぶ」、「善い」、「美しい」、「祥」(吉祥、良いこと)等、縁起の良い字も多く見られます。
さて、羊には、「家族や仲間との幸せ」を表す意味があることをお話ししましが、その幸せのために必要なのは「つながり」を大切にすることです。
私たちは、数えきれないほどたくさんの「つながり」の中で毎日を暮らしています。
そのたった一つが切れても、あなたの「今」はありません。
もちろん、あなた自身も大切なつながりの一つになっています。
そのつながりを一番身近に感じる場所が、「家族」であり「仲間(友人)」です。
そこで今年一年、「家族」や「仲間」と幸せに過ごせるように、「つながり」を増幅する4つのキーワードをお教えします。
それは仏教では「四無量心」(しむりょうしん)と呼ばれています。
1、人に幸せを与えようとする心(慈無量心)
2、人の悲しみを取り除こうとする心(悲無量心)
3、人の幸せを共に喜ぶ心(喜無量心)
4、偏りの心をなくし、人を平等にみる心(捨無量心)
どうですか?
単純なようでなかなか難しいですよね。
自分の心に余裕がなければ、常にこの4つの心を保つことはできません。
これも幸せに向けた修行ですね。
これら4つのことを大切にして人と接することができれば、一人ひとりとのつながりは今以上に温かく素晴らしいものになることでしょう。
幸せはあなたの心からはじまります。
新年にあたり、一年間、この「四無量心」を心がけて、美しい心身を磨きながら仲良く一年を過ごし、皆さまの人生がより善き未来へと飛翔していくことをご祈念申し上げます。合掌

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