”帰山式”に行ってきました!~前編~

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こんにちは!
本日も寒い一日でしたが、皆様いかがお過ごしですか?
2月も早いもので残すところ後一週間とちょっとですね。

さて、私は本日、当山より車で約40分ほどのお寺で行われた
「日蓮宗大荒行堂成満 帰山奉告式」へ行ってまいりました!

んん?帰山式って何??って思われた方もいらっしゃいますよね。
私たちはお寺の事を「山」と呼んでいますが、
「山に帰る」つまりは「お寺に帰る」式の事なんです。

以前も日蓮宗の修行、大荒行堂についてお話させていただきましたが、覚えてらっしゃいますか?
毎年11月1日から100日間行われる、日蓮宗の荒行の事なのですが
(詳細はこちら→http://www.myoujouji.jp/tubuyaki.php?no=67#67
この修行を無事終了(成満)したお坊さま方は、ご自身のお寺(日蓮聖人と仏さま)、
そして檀信徒の方々にそのご報告をされます。
その「ご報告(ご奉告)」会が、今日行われたのです^^

今回私がお邪魔した帰山式は、私と当山の副住職がとーーってもお世話になったお上人。
小倉南区の「立花山浄泉寺・渡邊 晃司上人」です。
(ご本人の許可をいただき、お名前を出しております)

晃司お上人は昨年、私たちの結婚式で式衆を務めてくださり、
披露宴では受付をしてくださった方です。
11月から修行が始まるにも関わらず、その約半月前に私たちの結婚式での大役を務めてもらい、
その仕事ぶりに感動していた私でしたが、
本日の帰山式にてさらに感動してしまい、
ついには泣いてしまいました!
いえ、感涙していたのは私だけではありません。
私の側に座っていた檀信徒の皆さんも(恐らく遠くに座っていた方々も)
泣いていらっしゃいました。

荒行堂には当山の住職・副住職も成満しており、話は何度か聞いた事がありますが、
実際に帰山式に行かせて頂いたのは初めて。

改めて、日蓮宗のお坊さまはスゴイ!と、そう思いました。

100日間、お粥しか食べておらず、睡眠時間はたったの2時間、寒水を一日7回かぶり
残りの時間は声を枯らすまでひたすら読経。
そんな日を続けていたら、終わった後はさぞかし疲れて
満身創痍だろうと、そう思っていたんです。

ですが、実際は全く違いました。
声は枯れていて、どのお上人も痩せていらっしゃいましたが
体中からエネルギーが溢れ出ている。
「修行で得た事を早く皆さんに分け与えたい!」
それがものすごく伝わってくるんです。

もはや、人間ではないのでは・・。
そんな事を思ってしまうほど。

修行が始まってから最初の何週間は39度の熱があったというお上人。
それでも一度も休むことなく、100日間全うしたそうです。
なぜそんなことが成しえたのか。その秘密を教えてくださいましたが、
長くなってしまうので、この続きはまた次回のつぶやきで。

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