法式聲明

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

12月12日に、愛媛県にございます妙宣寺様にて御会式が厳修されました。

愛媛県中予地方には「門中」と呼ばれる古くからの組寺があります。
とても素晴らしいことなのですが、法要に関してなどはどうしても「門中流」と呼ばれる独自のものができてきます。

門中流という独自な流れには全く問題ないんですが、日蓮宗にも「宗定」の法要式がございます。

妙宣寺ご住職が「門中の若手が宗定を知らなくなってきている」ということに危機感を覚え、教化センター四国を通じて、妙國寺副住職にご相談がありました。

日蓮宗には法式聲明に関しての「聲明師」というお役目がございます。青年僧同士、緊張感の中にも気楽に質問や意見がしやすい様にと言うことで、青年僧で聲明師の副住職と「宗定」にこだわった御会式を3年前からする様になりました。

本格的な法要には人数も必要ですし、何と言っても御会式に先駆けて「習礼」と呼ばれる本番さながらの練習が、1週間ほど前に行われます。

「習礼」を行う機会は滅多になく、大変勉強になります。

先日、習礼が終わった後に参加していたお上人が「やっぱり疲れます。でも、これが疲れる様ではいけないんですよね。」と仰ってくださって、感動致しました。

門中での、しきたりも大事にしていただきながら、宗定への関心が高まっていることを感じ、とても良い勉強の機会を与えていただいております。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ