今年は9月20日〜26日が秋の『お彼岸』です。
『お彼岸』とは、春分・秋分の日を中心にした一週間をいいます。仏教では、悟りの世界を彼岸(ひがん)といい、その反対側の私達が存在する迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。昼と夜の長さがほぼ同じ長さになる春分と秋分は、彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考えて、お墓参りをし、先祖供養をするようになったのが今日の『お彼岸』です。
そして、『お彼岸』は、ご先祖さまへご供養するだけでなく、私達自身が、心豊かな人間になるために修行をする期間でもあります。その方法として、「六波羅蜜(ろくはらみつ)」という次の6つの心がけが仏道修行として求められています。
①「布施(ふせ)」・・・財や心を他人に施すこと。
②「持戒(じかい)」・・・心を戒めること、他人に迷惑をかけないこと。
③「忍辱(にんにく)」・・・不平不満を言わないこと、腹を立てないこと。
④「精進(しょうじん)」・・・常に努力をおしまないこと、全力で物事にあたること。
⑤「禅定(ぜんじょう)」・・・心を静かに保つこと、反省を忘れないこと。
⑥「智慧(ちえ)」・・・真実を見る智慧、正しい判断力を身につけること。
自分だけが救われることを考えるのではなく、この世に生きているあらゆるものに対して心配し、助けてあげられる心(慈悲)。他者の安楽を自分の喜びと感じる心(喜)。自己と他者、敵と味方といった区別なく人を見る心(捨)。世の中は全て関わりあっています。分け隔てなく全ての人やものに尊敬と感謝の心を持ち、その幸せを願っていれば、きっと自分も幸せになる(「慈悲喜捨」と言います。)ことでしょう。
「御題目」を唱え、先祖を敬って供養を捧げると共に、自身も悟りの世界「彼岸」へ少しでも近づけるように心を磨いていきましょう。📿

