清雲山 圓成寺

本年も８月15日に盂蘭盆会を厳修いたしました。
 
珍しく雨の多い８月でしたが、この日は降り続いた雨も午前中にあがり、雨あがりの清々しい空気の中、お施餓鬼法要を行い各家の先祖また有縁無縁の精霊の回向供養をいたしました。
 
コロナ禍は未ださめやりませんが対症療法の確立やワクチン摂取の普及、私達の心掛けによって終息・収束に向かうであろう事を信じております。
この時期美しく咲く蓮の花言葉は「清らかな心」「神聖」「休養」など。
蓮は古より仏さまの象徴として大切にされてきました。
それは泥の中より芽吹き、清らかな花を咲かす姿が仏道修行（私達の生き方）の理想とされてきたからです。
因みに「休養」は午前中に花を咲かせ、午後には花を閉じてしまうことに由来するそうです。
こんな時期だからこそ適度に休養し心身の健康を維持することも大切です。
法華経（妙法蓮華経）は「清らかな白い蓮のような妙なる教え」という異称があります。
法華経とお題目「南無妙法蓮華経」をお唱えすることは、自分自身を救い他者をも救う尊い修行です。自他共に修行を重ね功徳を積んで参りましょう。