妙法蓮華経の持久走 二周目 一

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法華経は「如是我聞」という言葉で始まります。「かくの如く我れ聞きき」となり、ここの「我」は、お釈迦さまの侍者として常に側にいた、弟子の阿難尊者のことです。阿難尊者が「私はこのように聞きました」という一言で法華経は始まります。
法華経はお釈迦さまが法を説き、弟子が質問するなど、物語のような形で法が説かれていくのです。

法華経の各章の、主な登場人物を挙げます。

序品第一       弥勒菩薩、文殊菩薩
方便品第二     舎利弗尊者
譬諭品第三     舎利弗尊者
信解品第四     須菩提尊者、迦旃延尊者、摩訶迦葉尊者、摩訶目揵連尊者
薬草諭品第五    摩訶迦葉尊者などの大弟子
授記品第六     須菩提尊者、迦旃延尊者、摩訶迦葉尊者、摩訶目揵連尊者
化城諭品第七    お釈迦さまがすべての弟子に法を説かれる
五百弟子受記品第八 富楼那尊者、憍陳如尊者
授学無学人記品第九 阿難尊者、羅睺羅尊者
法師品第十      薬王菩薩
見宝塔品第十一   多宝如来、大楽説菩薩
提婆達多品第十二  提婆達多、智積菩薩、文殊菩薩が、竜女、舎利弗尊者
勧持品第十三     薬王菩薩、大楽説菩薩、摩訶波闍波提比丘尼、耶諭陀羅比丘尼
安楽行品第十四    文殊菩薩
従地涌出品第十五  上行菩薩、無辺行菩薩、浄行菩薩、安立行菩薩、弥勒菩薩
如来寿量品第十六  お釈迦さまがすべての弟子に法を説かれる
分別功徳品第十七  弥勒菩薩
随喜功徳品第十八  弥勒菩薩
法師功徳品第十九  常精進菩薩
常不軽菩薩品第二十 得大勢菩薩
如来神力品第二十一 地涌の菩薩
嘱累品第二十二    お釈迦さまがすべての弟子に法を説かれる
薬王菩薩本事品第二十三  宿王華菩薩、薬王菩薩
妙音菩薩品第二十四     妙音菩薩
観世音菩薩普門品第二十五 無尽意菩薩、観世音菩薩
陀羅尼品第二十六       薬王菩薩、勇施菩薩、毘沙門天、持国天、鬼子母神十羅刹女
妙荘厳王本事品第二十七   薬王菩薩
普賢菩薩勧発品第二十八   普賢菩薩

聞いたことのある人物、聞いたこともない人物がいらっしゃるかと思います。
次回からは、法華経の主な登場人物を説明していきます。

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