まだまだ、30度を越える日が続いております。どうぞ、皆様お身体に留意されて過ごされていることだと思います。
ここ最近、一年が早く感じられます。
日蓮大聖人の御遺文『妙法尼御前御返事』に、 「人の寿命は無常なり、出る気は入る気を待つ事なし・風の前の露尚譬えにあらず、かしこきもはかなきも老いたるも若きも定め無き習いなり、されば先臨終の事を習うて後に他事を習うべし」
生命のあるものはいつか必ず尽きる。逃げることはできません。私がご法事の折などに伝えている大聖人のお手紙です。タイムリミットは迫っている、限られた時間しかございません。その事を自覚し、いかにこれから生きていくか、必ず迎えが来る。「あー、あれもしておけば良かった。これもしておけば良かった。」「なんで、あんなことしたんだろう」そうはならないように我が身の臨終をしっかりと心に刻んで歩んで参りませんか。
その大切な時間の中、年に二度あるお彼岸(毎度、書いてる気もしますが)の仏道修行一週間、我を見つめなおす大切な一週間。お寺側はその人の為を思い色んな事をお伝えします。「お彼岸大切ですよ。」「盂蘭盆大切ですよ。」「菩提寺の仏様にご挨拶しましょうね。」など、このような事柄も皆さんの為を思ってお伝えしてることだと思います。
「南無妙法蓮華経」とどんだけでも唱えて下さい。みっともない唱え方は止めて一心に唱えるようにして下さい。唱えることも大切ですが、精神的に唱える事も大切なことです。
さて、本年も下記の通り「秋季彼岸修養会」を厳修致します。ご家族お揃いになられましてご参加下さい。
六波羅蜜(パーラミター)
布施波羅蜜・施すこと
持戒波羅蜜・つつしむこと
忍辱波羅蜜・しのぶこと
精進波羅蜜・はげむこと
禅定波羅蜜・精神を集中すること
智慧波羅蜜・真理をみきわめる力
★卒塔婆:ストゥーパ(仏塔)を建立することが「善」につながる、歴史は仏(釈迦牟尼仏)が亡くなった後にアショーカ(阿育)王が仏教の聖地に石柱を建立したことに始る。
ところ:金沢市東山2丁目14ー8 妙法山 円光寺
日 時:平成30年9月23日(日)午前11時
内 容:平成30年度秋季彼岸修養会 並 卒塔婆供養
※卒塔婆1本(基)¥3,000にてお申し込み下さい。