おはぎ

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こんにちわ。
昨日、当山の平成27年度春季彼岸修養会を無事に済ますことができました。これも皆様のおかげでございます。ありがとうございます。参拝者11名、まだまだ布教が足りないですね。現実問題、参拝者が減っていくのは当然といえば当然ですが、1人でも増えることを毎日お祈りしているのですが・・・
昨日は来て頂いた方々に「桜もち」を進呈。
ふと、思ったので調べたのですが「おはぎ」「ぼたもち」どっちも一緒、何故に呼び方が変わるのか。
春には牡丹が咲く事から「牡丹餅(ぼたもち)」、秋には萩が咲く事から「御萩(おはぎ)」、夏には餅とは違って餅つきをしないことから、「搗(つ)き知らず」→「着き知らず」夜に船が着いても分からない事から「夜船(よふね)」、冬には「搗(つ)き知らず」→「月知らず」北側から月は眺めることができないために「北窓(きたまど)」となったようですね。
牡丹餅、夜船、御萩、北窓、言葉遊びですね。
何故、お彼岸にそれを食べるのかと申しますと、お米とあんこの二つのものを「合わせる」でご先祖様と「心」と「心」を合わせる、小豆は古くから「邪気を払う」効果がある、江戸時代の頃からこの文化ははじまっているようでして、砂糖は当時、高価なもので現代のように食べることはできなかったために特別の日にはご先祖様に「おはぎ」を供えて近所に振る舞うということもあったようです。
意味が分かると大切な文化なのですね、なんだか心が温かくなりました。今年の秋からは「御萩」をお供えしお配りいたします。なくしてはならない文化。

南無妙法蓮華経

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