私が継がせていただいております「妙法山 円光寺」なのですが、建立されてから500年が経とうとしております。
第三世のあたりから前田利長公に付き添い居を移される毎に寺領を得て今の地に落ち着いたと先代28世が残されていきました。が、少しばかり疑っておりました。
本日、円光寺の由緒書きがあり、先祖の戒名が知りたいと高岡にお住まいのご夫婦が来られ拝見させてもらったところ確かに「卯辰 円光寺」と書いてありました。その方の先祖も当寺と同様に利長公と付き添い居を点々とされたようです。元々、日蓮宗でしたが明治維新の折、先祖が高岡へと仕事を求めに行かれた際に他宗の寺院で居を借り生活するようになり、その恩義の為、他宗へ改宗してしまったとおしゃっておられました。
最後に是非、利長公から預かっておられる観音像に手を合わせてみたいと言葉を残し帰られました。
6月の春季大祭にはお参りに来られるようです。
縁とは不思議なものです。当山に縁のある方に出逢えて、また一つ感謝です。