本日午後2時より春のお彼岸法要を厳修いたしました。今日の金沢は最高気温6℃、冬のような寒さです。「暑さ寒さも彼岸まで」というのは嘘だったのでしょうか。そんな寒さもものともせず、お集まりになられたお檀家さんが15名。なかには遠く長野からおいでになられた方も。頭がさがる思いです。来年新幹線が開通すればもっと楽に金沢まで来られるようになりますね。
ところで、若い人たちは彼岸てなんだか知ってますか?彼岸は現代風に言えば、パーラミーター・ウィークです。もっとわからなくなったって?サンスクリット語のパーラミーターは波羅蜜と漢訳され、悟りにいたる徳目のこと。布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の6つがあります。普段は仏教を離れてふしだらな生活をしている我々(私も含めて)ですが、せめて1年に2回、春分の日と、秋分の日の、前後1週間は心を入れ替えて頑張ろうじゃないかということです(本当は毎日実践しなくちゃいけないんですけどね)。7日間で六波羅蜜ですから、1日余りますね。だから、中日の日にはご先祖さまに感謝しましょうという訳で、学校も仕事もお休みになるんですよ。だから、昔は春季皇霊祭と言ったんです。知ってました?
だから、まずはお墓をお参りして、それから遊びに行きましょうね、来年からは。